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無料で学べる日商簿記1級・全経簿記上級動画内の内容質問 - taku

2021/01/12 (Tue) 14:47:44

いつもお世話になります。
無料で学べる日商簿記1級・全経簿記上級の個別原価計算の回の16:15から仕掛品のTフォームへの転記が説明されてますが、仕掛品勘定の中に仕掛品が出てくる理由がどうしてもわかりません。
以上よろしくお願いいたします。

Re: 無料で学べる日商簿記1級・全経簿記上級動画内の内容質問 - 東北

2021/01/13 (Wed) 18:17:50

お疲れさまです。

レジュメの
>#101 にかかった原価は#101-2 へ加算されています
>#101 の製作途中で全てが仕損になり、#101-2 という代品製造指図書によって完成した。
>でも、#101 の仕損は 1,300 円で売る事ができそうだ。
の部分が今回の問題です。

一応、事実を箇条書きすると
・#101は11,300円かかったけどすべてダメ(仕損)になった。
・でも#101は1,300円でなら売ることができそうだ。
・#101のかわりに急遽、#102を作った

#101の11,300円(仕掛品)は
→売れそうな1,300円分(仕損品)
→まったくムダとなった10,000円分(仕損費)
に分けられ、これがホワイトボード左側の「101」

 仕損品 1,300  / 仕掛品 11,300
×仕損費 10,000

という仕訳になります。
ムダになった仕掛品をなくして、売れる分1,300円と売れない分10,000円で認識し直すということです。

この売れない分の仕損費10,000は代替で作った#102が負担します。
それがホワイトボード左側「102」

 仕掛品 10,000 / ×仕損費 10,000

この仕訳で#101だった仕掛品を#102として再認識します。

たぶん引っかかっている点はここですが、上記仕損費に「×」をつけたとおりこの仕訳は「仕損費10,000同士を相殺」して説明が続いています。
つまり上記2つの仕訳が

 仕損品 1,300  / 仕掛品 11,300
 仕掛品 10,000

これをTフォームで書いたときに「仕掛品Tフォームに仕掛品が出てくる」わけです。
「#101の仕掛品を11,300減らす」
「#102の仕掛品を10,000増やす」
ことを別個で認識していますが、「工場全体」で考えると仕掛品Tフォームはひとつになるので「仕掛品の相手勘定が仕掛品になる」という現象が起こるわけです。

Re: 無料で学べる日商簿記1級・全経簿記上級動画内の内容質問 - taku

2021/01/14 (Thu) 09:46:55

東北様
いつもお世話になります。
『「工場全体」で考えると仕掛品Tフォームはひとつになるので』
この部分が理解できておりませんでした。
いつも納得のいく説明ありがとうございます。
解決いたしました。

Re: 無料で学べる日商簿記1級・全経簿記上級動画内の内容質問 - taku

2021/02/18 (Thu) 16:09:41

いつもお世話になります。
個別原価計算の動画でもう1点質問があります。
動画の22:00あたりから、♯102-2の仕損費は、♯102の製造間接費に含まれていると説明されておりますが、♯101及び♯103の製造間接費には、含まれていないんでしょうか?
切削部は、♯101・♯102・♯103のすべてにおいて切削を担っているわけなので、すべての製造間接費に♯102-2の仕損費は予定されて組み込まれているのでは?と思ったのですが、よくわかりませんでした。
以上、よろしくお願いいたします。

Re: 無料で学べる日商簿記1級・全経簿記上級動画内の内容質問 - 東北

2021/02/19 (Fri) 00:48:28

お疲れさまです。

>♯102-2の仕損費は、♯102の製造間接費に含まれていると説明されておりますが、♯101及び♯103の製造間接費には、含まれていないんでしょうか?

結論から言うと「仕損費を見積により考慮しているならば」含まれています。
動画の説明を借りるなら「切削部門のおじさんは(型が同じだから)弥生・PCA・奉行どれに使うかわからないけど鉄板を切っていて、一定の確率でミスが起こる」ことを会社が把握していて「そのミスを考慮して」製造間接費の予定配賦が行われています。

>切削部は、♯101・♯102・♯103のすべてにおいて切削を担っているわけなので、すべての製造間接費に♯102-2の仕損費は予定されて組み込まれているのでは?

これもその通りです。
「だから」#101と違って「『たまたま』奉行のところで発生しただけだから#102-2は#102に加算せず、製造間接費(この場合は切削部門費)に回すことで予定と実際を『製造間接費配賦差異』として認識する」ことで切削部門の評価をすることがこの部分のキモです。

これだけではわかりづらいので、以下勝手にストーリーを仮定してみます。

製造間接費は
4,600 + 4,200 + 5,700 + 2,800 + 3,200 + 1,800 = 22,300
実際はいろいろな条件を加味し単価を設定して計算しますが、ここはざっくりと22,300の内訳は
・通常の製造間接費 20,000
・仕損費見積相当額  2,300
と考えてみます。

すると「業務の中にどうしても発生してしまう仕損の予定2,300」に対し「#102の作業で5,000の仕損が発生」しました。
差は 2,300 - 5,000 = △2,700 ですが、これは#102の製造部門の責任とするのはおかしい(「切削部門のおじさんは(型が同じだから)弥生・PCA・奉行どれに使うかわからないけど鉄板を切っていて、一定の確率でミスが起こる」ことに起因するので)から「製造間接費配賦差異」として認識し、さらに「切削部門費の配賦差異」として認識することで、部門ごとの評価を正しいものにするということになります。

※横山社長が講座の中でよくするたとえ話からのネタですが、今回の一件で切削部門のおじさんは「2,300までの仕損は許されるけど5,000も出しちゃったから、ボーナスが減っちゃった」と続きます。←これが「製造間接費配賦差異」を求める目的のひとつです。

Re: 無料で学べる日商簿記1級・全経簿記上級動画内の内容質問 - taku

2021/02/19 (Fri) 10:24:25

東北様
いつもありがとうございます。
丁寧な解説ありがとうございます。
よくわかりました。

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