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有形固定資産の減価償却費について - キリン
2020/07/05 (Sun) 18:34:27
いつも楽しい、判りやすい動画を
拝見しております。
初めて投稿させて頂きます。
減価償却費の計算についてですが、条件
勘定科目 建物
取得時期 ×11年3月期
取得価額 70,000,000
決算整理前帳簿価額 54,950,000
耐用年数 40年
償却方法 定額法
残存価額 取得原価の10%
償却率 0.025
当期 ×20年4月1日~×21年3月31日における
減価償却額を求めなさいという問題です。
私の考え方としては
×11年3月に取得してから×20年3月31日までの109カ月間の
減価償却累計額が70,000,000-54,950,000=15,050,000
だから 15,050,000×12/109≒1,656,880と
計算しました。
つまり、1カ月あたり138,073減価償却していると
考えました。
しかしながら、解説には
70,000,000×0.9×0.025=1,575,000
とありました。
つまり、1カ月あたり1,575,000÷12=131,250
償却しています。
(70,000,000×0.9÷40÷12としても同じ結果に
なることは確認しました。)
取得時期を×11年3月と判断したのが誤りかと思い、
逆算して取得時期を判断することを考えました。
解説の通り毎年1,575,000減価償却しているなら
×11年4月1日~×20年3月31日までの9年間に
1,575,000×9=14,175,000減価償却しているので
取得から×11年3月31日までに
15,050,000-14,175,000=875,000減価償却して
いたことになります。
875,000÷131,250≒6.7(割り切れない)より
取得したのは×11年3月ではなく(日割りすると)
×10年9月10日ごろになってしまいました。
×10年の何月に取得したのかはっきり判りません。
確かに問題には
取得時期 ×11年3月 ではなく
取得時期 ×11年3月期 とあります。
疑問点は
1、取得時期×11年3月期とはどういう意味
でしょうか。
取得したのは何年の何月に取得したと
考えるべきでしょうか。
2、1カ月あたりの減価償却は何円と考えたら
良いでしょうか。
何の疑問も持たずに、償却率を使用すれば
解答は出来ますが、スッキリしません。
どうか、お教えください。
よろしくお願いします。
(この掲示板の趣旨と異なるとご判断されましたら
黙殺して頂いて構いません。)
Re: 有形固定資産の減価償却費について - 元受講生のたなべ
2020/07/06 (Mon) 15:08:40
お疲れ様です。
・まず大事なポイントですが、
定額法の問題で定額法償却率が与えられたら、耐用年数を用いるのではなく、定額法償却率で必ず計算します。
・今回は耐用年数が40年なので1÷40=0.0.25で与えられている定額法償却率0.025と一致しています。
・例えば耐用年数が3年でしたら、1÷3=0.33333・・・・となりますが、
定額法償却率が与えられますと
<平成19年4月1日以後取得>ですと0.334
<平成19年3月31日以前取得>ですと0.333
となります。
・疑問点について
1、取得時期×11年3月期とはどういう意味でしょうか。取得したのは何年の何月に取得したと考えるべきでしょうか。
→イメージとしては×11年3月に購入し、×11年4月から事業の用に供した(使い始めた)という感じです。今回は建物ですが、例えば機械であれば試運転をしてから通常使い始めるかとおもいます。個人的にははっきりと×11年4月から事業の用に供したと書く方が親切かとおもいます。
2、1カ月あたりの減価償却は何円と考えたら良いでしょうか。
→70,000,000×0.9×0.025÷12=131,250円
それでは失礼いたします。
Re: 有形固定資産の減価償却費について - キリン
2020/07/06 (Mon) 21:39:44
たなべ様
解説を拝見しました。
お陰様で取得時期の考え方が理解できました。
長文の拙い質問にも迅速に丁寧にお教え頂き
本当にありがとうございました。