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税効果会計について - A・W

2019/08/22 (Thu) 00:06:39

税効果会計の理解に苦しんでおります…
ご教授願い致します。

(法人税等の実効税率40%)
Q1 前期の貸倒引当金200円のうち、50円は損金不算入。
A 繰延税金資産 20 / 法人税等調整額 20

Q2 当期の貸倒引当金280円のうち、80円は損金不算入。
期中に前期発生の売掛金が貸倒れた為、貸倒引当金を全額取り崩した。
A 繰延税金資産 12 / 法人税等調整額 12

Q1の仕分は理解できるのですが、差異が解消された。
の、意味が上手く理解できません…

また、減価償却費についても
会計上の費用が税法上の費用より安い場合は
会計上の費用を優先する。と解説にあります…
最終年度は、必ず会計上の費用が安く(無くなる)なりますよね?
でも、費用計上出来るのでしょうか?

また、繰延税金資産(負債)として仕分けした科目は
最終的にどうなるんでしょうか?
ずっと残って繰越すんでしょうか?

上手く説明できませんが…
よろしくお願いします。

Re: 税効果会計について - A・W

2019/08/22 (Thu) 00:28:43

差異の原因が無くなったから
逆仕分けで取消す。
繰延税金資産、繰延税金負債は相殺する。
と、解釈して大丈夫でしょうか?

ただ、この解釈だと
最終年度の理解が出来ないんです…

Re: 税効果会計について - 元受講生のたなべ

2019/08/22 (Thu) 06:50:17

お疲れ様です。

☆2級の試験範囲では、貸倒引当金、減価償却、その他有価証券のみが範囲になります。

1 前期の貸倒引当金200円のうち、50円は損金不算入。
すなわち、会計上の費用は200円、税務上の損金は150円ということですね。
つまり、利益(会計上)と課税所得(税務上)に違いが生じ、当期に多くの税金を支払っているため、将来の税金を安くすることが出来るように
繰延税金資産 20 / 法人税等調整額 20
という仕訳をきることになります。
※将来減算一時差異50円×40%=20円

2 (1) 期中に前期発生の売掛金が貸倒れた為、貸倒引当金を全額取り崩した。
すなわち、貸倒れによって差異が解消したので1の仕訳の逆仕訳(反対仕訳)をします。
法人税等調整額 20 /繰延税金資産 20
※差異の原因が解消したら逆仕訳(反対仕訳)で取消します。なお、売掛金が無事決済された場合も差異は解消します。
2(2)当期の貸倒引当金280円のうち、80円は損金不算入。
すなわち、会計上の費用は280円、税務上の損金は200円ということですね。
繰延税金資産 32/ 法人税等調整額 32 
※将来減算一時差異80円×40%=32円

2(1)と2(2)の仕訳をまとめますと
A 繰延税金資産 12 / 法人税等調整額 12
となります。慣れるまでは2(1)と2(2)の仕訳は分けて考えたほうがよろしいですね。

3減価償却について
例.備品の取得原価10,000円、耐用年数は4年、残存価格ゼロ、定額法、☆税務上の耐用年数は5年、☆法人税等の実行税率は40%
・会計上の減価償却費10,000円÷耐用年数4年=2,500円
・税務上の減価償却費(限度額)10,000÷耐用年数5年=2,000円
・減価償却限度超過額=会計上の減価償却費2,500円-税務上の減価償却費2,000円=500円
・将来減算一時差異500円×40%=200円

×1年度決算
繰延税金資産 200/ 法人税等調整額 200
×2年度決算
繰延税金資産 200/ 法人税等調整額 200
×3年度決算
繰延税金資産 200/ 法人税等調整額 200
×4年度決算
繰延税金資産 200/ 法人税等調整額 200
×5年度決算
法人税等調整額800/繰延税金資産800 
※×5年度になりますと、税務でも備品の耐用年数が終了するため、会計と税務の備品の帳簿価額はゼロになり、差異が解消します。
よって×1年度から×4年度に計上した繰延税金資産をすべて逆仕訳(反対仕訳)をします。

4.B/Sの表示
繰延税金資産と繰延税金負債は相殺して表示します。また、固定の部に表示します。

では失礼いたします。

Re: Re: 税効果会計について - A・W

2019/08/22 (Thu) 11:09:20

元受講生のたなべ 様

こんにちは。
毎回、適切な解説ありがとうございます。

法人税等調整額は費用と同等に解釈し
表示上、加減し計算を行う。(借方+、貸方-)

実際に法人税等で支払っている金額を
会計上の金額に合わせる為に「法人税等調整額」で加減する。

最終年度は、会計上では費用計上していない。
税法上では、損金に算入できる為、中間年度で繰延税金資産としプールしていた金額を加減し、会計上正しい金額に合わせる。

最終年度に関して、
会計上 費用計上していないにも関わらず
税法上 損金算入出来るのは何故でしょうか?

別表4で計算している為、全く別の考え方ですか?

金額が少ない方が優先されるってイメージなんですが…

上手く説明出来ずに、すみません。
よろしくお願いします。

Re: 税効果会計について - 元受講生のたなべ

2019/08/22 (Thu) 13:30:36

お疲れ様です。

「最終年度に関して、会計上 費用計上していないにも関わらず税法上 損金算入出来るのは何故でしょうか?」についてですが、

備品の取得原価10,000円、耐用年数は4年、残存価格ゼロ、定額法、税務上の耐用年数は5年、法人税等の実行税率は40%
の例でお答えします。

(回答①)
×5年度時点で、この備品に関して通算して計上される費用の合計10,000円と損金の計上額10,000円が一致するため、一時差異が解消したものと考えて差異発生時の反対仕訳(逆仕訳)を行って税効果の消去を行います。というのが端的な回答になります。

(回答②)
うまく表に書けないので残念ですが、
×5年度の会計上の減価償却費[費用]0円 (すでに昨年度の×4年度において終了)。税務上の減価償却費[損金]は2,000円です。
※収益と益金は10,000円とします。
・会計上
収益        10,000
費用           0
---------------------------------
税引前当期純利益 10,000
法人税等      3,200※1
法人税等調整額    800 ※2
-------------------------------
当期純利益     6,000
※1税務上の課税所得8,000×40%
※2(借)法人税等調整額800/(貸)繰延税金資産800
・税務上
益金        10,000
損金         2,000
---------------------------------
課税所得      8,000

となります。なお、×1年度については、次に投稿しておきます。

Re: 税効果会計について - 元受講生のたなべ

2019/08/22 (Thu) 13:33:19

お疲れ様です。

ちなみに×1年度についても書いておきますので、もしよろしければ×2年度から×4年度についても同じものを書いてじっくり検討してみてください。

備品の取得原価10,000円、耐用年数は4年、残存価格ゼロ、定額法、☆税務上の耐用年数は5年、☆法人税等の実行税率は40%


×1年度の会計上の減価償却費[費用]2,500円 。税務上の減価償却費[損金]は2,000円です。
※仮に収益と益金は10,000円とします。
・会計上
収益        10,000
費用         2,500
---------------------------------
税引前当期純利益 7,500
法人税等      3,200※1
法人税等調整額    △200 ※2
-------------------------------
当期純利益     3,000
※1税務上の課税所得8,00×40%
※2←(借)繰延税金資産200/(貸)法人税等調整額200



・税務上
益金        10,000
損金         2,000
---------------------------------
課税所得      8,000


では失礼いたします。

Re: 税効果会計について - 元受講生のたなべ

2019/08/22 (Thu) 14:29:13

13:33に投稿したものの訂正です。

・会計上
収益        10,000
費用         2,500
---------------------------------
税引前当期純利益 7,500
法人税等      3,200※1
法人税等調整額    △200 ※2
-------------------------------
当期純利益     4,500

☆☆当期純利益を4,500に訂正してくださいませ。

では失礼いたします。

Re: Re: 税効果会計について - A・W

2019/08/22 (Thu) 23:21:51

元受講生のたなべ様

お忙しい中、ありがとうございます。

紙に書き出し、にらめっこしていると
理解が高まった様に感じます。

掲示板で質問し、解答をして頂くと
記憶に残り、苦手分野が克服されます。
ありがとうございます。

ちなみに、会計上の減価償却が8年だった場合は
少ない金額1,250円が税法上でも適応されますか?

テキストを読んでいると、吹き出しに
会計上の減価償却費の方が少なかった場合、
税法上の減価償却費の方が高い場合でも
課税所得は会計上の金額を適応する。と、あります。

繰延税金負債は未払いの時に使う…
税法上の金額を適応し、会計上は未払いと仮定し
毎年300円を繰延税金負債を計上し
6年目?に1,500円を相殺するのでしょうか?

テキストの吹き出しが気になってしまって…

YouTubeで横山先生が「深入りせず」と、おっしゃっていますが
この様な疑問点からでしょうか?

また、解説が理解出来ていれば一級へ進んでも
試験的には問題ないでしょうか?

よろしくお願い致します。


Re: 税効果会計について - 元受講生のたなべ

2019/08/24 (Sat) 08:27:45

お疲れ様です。

横山先生のアドバイス通りにされた方がよろしいかとおもいますよ。
1級の税効果会計の講座も視聴されたらいかがでしょうか?現状の2級の知識でもある程度は解けるかとおもいますよ。
本日の講座の予定は、税効果会計なので、視聴されたらいかがでしょうか?

では失礼いたします。

Re: 税効果会計について - CMC横山

2019/08/24 (Sat) 08:37:50

たなべ様いつも有難うございます。AW様、お疲れ様です。
本日の税効果会計の講座ですが、とりあえずミニテストを受けてみてください。私も最新の問題(日商・全経・税理士)を全部確認しているわけではないので、完全にフォローするのは難しいかもしれませんが、できる限り対応したいと考えております。よろしくお願い申し上げます。

Re: Re: 税効果会計について - A・W

2019/08/24 (Sat) 13:44:50

元受講生のたなべ様

そうします!
ありがとうございました。


横山先生

オンデマンドになるかもしれないですが…
なるべく、リアルタイムで今日の講座を視聴できる様にします。
ありがとうございます。

Re: 税効果会計について - 元受講生のたなべ

2019/08/28 (Wed) 07:37:24

お疲れ様です。

回答が漏れていましたので回答いたします。

「会計上の減価償却が8年だった場合は少ない金額1,250円が税法上でも適応されますか?」について

(1)結論
会計上よりも税務上の減価償却費の方が多い場合は、費用=損金となりますので、一時差異は生じません。

(2)解説
会計上:10,000÷8年=1,250
税務上:10,000÷5年=2,000

税務上の減価償却費が多く、会計上の減価償却費が少ない場合は、会計上の減価償却費1,250を用いますので、課税所得は会計上の金額を適応します。よって税効果会計の仕訳はなしとなります。

では失礼いたします。

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