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全経上級第179回 問題2 車両のリースについて - モイン

2018/05/08 (Tue) 17:31:38

毎週ニコ生拝見しております。
標記の件についてご教示願います。

車両の所有権移転ファイナンスリース
前期(03/04/01)取得時の取得原価の決定について、
本問ではどのように考えればよいでしょうか。

テキストなどでは見積現金購入価額またはリース料総額
の割引現在価値のいずれか低い額とありますが、

取得時のリース債務4,000は上記の処理がされた後の
金額でしょうか。前T/Bが(各自計算)とあり、どのように
取得時から当期の処理までつながるかわかりません。

恐れ入りますが、お手すきの時で結構かまいませんので
ご説明いただけますと幸いです。

Re: 全経上級第179回 問題2 車両のリースについて - 東北

2018/05/09 (Wed) 01:01:41

勉強お疲れ様です。
横から失礼します。

自分もリース会計には苦労しています(汗)
この問題に関しての「自分なりの理解」を書いてみます。参考になれば。

>テキストなどでは見積現金購入価額またはリース料総額
>の割引現在価値のいずれか低い額とありますが、
>取得時のリース債務4,000は上記の処理がされた後の

この問題は「見積現金購入価格」また「貸手の購入価格」も不明(問題に明示されていない)のため、自動的に「リース料総額の割引現在価値」に絞ることができます。
(事実「リース料年1,200千円×4年分」を計算利子率7.71%で割り引けばほぼ4,000千円になりますが、本番ではこれを計算すると時間のムダなのでやらない方が良いとは思います)

よって取得時(前期)に
 リース資産 4,000 / リース債務 4,000
と本来は仕訳されるはずですが、前T/Bに「リース資産の科目名がない」ことを踏まえると
 車両 4,000 / リース債務 (各自計算)
で処理がなされていると判断できます。
その上でリース債務が「(各自計算)」となっている点は、
単純に4,000とは入らない → 何か必要な仕訳がまだあるはず → 1年目(前期)のリース料の支払いと、それにより発生する「リース料を利息相当額とリース債務の減額分に分ける」ことを忘れていないか出題者は問うている、と自分は解釈しました。

よって、リース債務 4,000 × 7.71% ≒ 308 の利息相当額。
支払リース料 1,200 - 308 = 892 のリース債務減額分を計算し、
また同時に減価償却も必要となるので
 4,000 ÷ 5年(所有権移転~のため「経済的耐用年数」で減価償却) = 800

以上、再度まとめると前期に
 ・車両 4,000 / リース債務 4,000 (←リース契約の仕訳)
 ・支払利息 308 / 現金 1,200  (←第1回リース料支払時の仕訳)
  リース債務 892
 ・減価償却費 800 / 車両減価償却累計額 800(←減価償却の仕訳)
といった仕訳を行ったはず、という判断ができ、それを踏まえて
・前T/Bリース債務 4,000 - 892 = 3,108
・前T/B車両減価償却累計額 800
の2項目が計算できます。

そして当期のリース料支払時は、「前T/Bリース債務3,108」をベースとするので
支払ったリース料1,200は
・3,108 × 7.71% ≒ 240 は支払利息分
・1,200 - 240 = 960 がリース債務減額分 となります。

Re: 全経上級第179回 問題2 車両のリースについて - モイン

2018/05/10 (Thu) 18:18:46

解説いただきありがとうございます。

>この問題は「見積現金購入価格」また「貸手の購入価格」も不>明(問題に明示されていない)のため、自動的に「リース料総>額の割引現在価値」に絞ることができます。

取得原価の決定について明示されていない以上、消去法として「リース料総額の割引現在価値」に絞るわけですね。

類題が173回商簿第2問にあり、割引現在価値に直す方法で計算すると、こちらは3,791となり、合いませんでした。(前T/B車両3,800)
明示されていない以上、取得時の3,800から遡って当期の処理(リース料の支払、利息、減価償却)を行なうということですね。合わない、合わないと悩んでいるとストレスになりますが、本問はこのように考えようと思います。

詳しく解説いただき、勉強になりました。
ありがとうございました。

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